うんち物語Ⅱ ~Prolog~

うんち物語Ⅱ ~Prolog~

2020-03-22

うんち物語Ⅱ ~Prolog~
※スクショには歴戦ジンオウガ亜種4枠クエを消費しています

ここは私の店だ

昨年末のことだ。
私の店では新メニュー赤龍攻略のため
他店と合同演習を行なっていた

入れ替わり立ち替わり常に十六人の客がいる様はまさにお祭り状態だ。
連携と協力プレイの連続に沸きに沸いた

そしてTC(テキストチャット)による交流では客それぞれの持ちネタが爆発する。
時に爆笑がとれずスルーされる者もいたがそれすらも笑いのネタになる

これこそ店を運営する醍醐味である

赤龍ムフェト・ジーヴァ

合同演習も終了を迎える頃
他店から来たある客が私に言った

「こちらの店の常連に入れてもらえませんか?」

私はここが現在満員であることを伝え
やんわりと断りを入れたが
気になったことを聞いてみた

その客は答えた
「こちらのお店が楽しすぎて…
これからも一緒に狩りたいんです。
それに今の店主に不満で」

話は続く。私と常連客は全てを聞いた。
いかに今の店主に不満があるかを。
なるほど漏らしているのか、そう

うんちである

そして大晦日
私は常連客全員と緊急会議を開いた

会議は翌日、元旦四時まで続いた。
結果は「快く受け入れる」となった

私の店の客は
元々単独活動だった者が多い。
「わしら仲間じゃろ!」
そう、迷える者を見過ごせない気質なのだ

私があちらの店主と話をつけてこよう

迷える者よ

私はあちらの店主と話をつけたつもりだが
結果がどうなるかはあちらの都合もある

他店から来たその客は
待つ私にこう報告してきた

「全部消して出てきてやりましたよ!」

は?それはやり過ぎじゃないのか?
店主に恩義があると言ってたではないか

そう聞く私に彼は
あちらの店主のうんちの量を語り始めた

聞けばとんでもない量と大きさだった。
もちろん漏らしながらである

私は掃除した

私たちはこの迷える者を受け入れた

人はいつでも変われる、
そう信じている。
事実、何人も見てきた。
変わる意思さえあれば人は瞬時に変わる

歴戦ジンオウガ亜種

また新メニューの追加の時期がきた。
いつも追加前後はお祭り状態になる

久し振りに顔を出す客、
紹介の客、新しい出会いがそこにある

「わんわんおー!」
謎の遠吠えがあちこちで聞こえる。
失敗しても励まし合い助け合い
成功すれば感謝と労いの言葉を贈る。

何度も言うが
これこそ店を切り盛りする醍醐味だ。
店主としてこれほど嬉しいことはない

イズナさんがジンオウガ亜種に食べられた

あの迷える者も常連客に交じり楽しそうにしている。
しかし漏らす癖はまだ治ってない

そう、うんちである

しかし安心して楽しめ
ここは私の店だ

私は掃除した

客が多くなればなるほど
自分の好きな人間ばかりではなくなる。
当然細かい意見の相違が出てくる。

その度に常連客同士でも話をし、
全て解決してきた。
私の力だけでは二年以上も
この店を続けられるわけがない。
常連客たちの結束力、そして店への愛のおかげである

私の店はどれほど客に恵まれているだろうか?感謝せずにいられない

三ヶ月後

三ヶ月が経ち、
あの迷える者は私の店に馴染んでいた。
いやもう迷える者ではないな。
れっきとした私の店の常連客である

店外活動も盛んで
あちこちに友人が出来たようだ

その客があるとき盾斧を持っていた。
なるほどそれも使えるのか器用だな

使い勝手を見ると、ふふ
私にもそんな時期があった。
斧のみで喰うのか歴葱を相手に

しかし彼(イズナさん)に盾はない

私ともう一人の客は
完全なる保護体制を敷き
その客に無敵感を与えた
「ひゃっはー!」

「楽しい!楽しい!もう1回良いですか?」

もちろんだ、いくらでも喰え。
しかし、ハチミツはタダではない。
さらに加えると、私の店の料理は全て無償提供だ

そして事件は起きた

事件です!

結論から書こう

うんちである

私の店で大失敗をしてしまった迷える客は大変悔しがった。
一人の常連客が見ていられず声をかけた。
これが事の発端である

助言を批判と受け止めた迷える客は個室に閉じ籠もったのだ。
当然そこはトイレではない

そもそもの話だが
私の店の客の中には失敗を批判する者などいない。
あるのは優しさと励ましの言葉である。
もし行き過ぎた者がいれば私が即座に掃除する

三ヶ月とはいえども常連客である。
店には、二桁の若い客、新規客、紹介客もいる。
その場での閉じ籠もりはどうなのか?
何故、店主と客が対応しないのか?
と思う人がいるかも知れない

理由を話そう。
「個室に閉じ籠もる」この行為は
「いつものこと」なのである

そのため見逃してしまったのだ。
悪魔的な掃除の技術を持つ私と多くの常連客がいながら…
いつもと違う僅かな臭気を。。。
この臭い、知っている…

無論、うんちである

人は誰でもうんちをする。
しかし自ら掃除するのは一握りだ

掃除するのは私の仕事だ。
ここは私の店である

・・・

(プロローグ終わり)

参考文献:博士S氏とP氏『優しいうんち学』「月間米酒」より引用。
私達はイズナ写真投稿板さんの謝罪を待っています。

以下より本編がご覧いただけます。

うんち物語Ⅱ ~Story~

考察謎本はこちら

考察謎本:うんち物語Ⅱ ~MHWイズナうんちとは何だったのか?~

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